出雲に行くことにしました 近々。楽しみです。いっぱい聖地巡礼してきます。 おあしとお宿ちんの、不思議だなあ、なお話なのですが。 楽天のポイントつみたてが、思ったよりたまっていたのを崩したのと、二枚買ったハロウィン宝くじがどっちもほっこりと当たったので(3300円ー!)いい感じに満たされてしまいまして。 ありがたいので浮いたぶん、ちょっとぜいたくですが、観光タクシーを貸し切りさせていただくのに、あてさせていただこうかと。熊がこわいのでとにかく。 タクシーのお世話になるとはいえ、クシナダさんのご実家は今回は見送らせていただこかなと、五芒星描いてたし熊の出没アイコンが。でも行きたいなあ。あかんかなあ。 るるぶや旅ガイドを読みあさって、わくわく準備をしてます。 出雲だ出雲だ新婚スッサーの新居だとうれしくなって、水木しげる先生が描かれた古事記と出雲歴史をからめた漫画「水木しげるの古代出雲」を読みました。 以下感想、とりとめないですが、折りたたんでおきます。 続きを読むめーっちゃ面白かったです! 今まで読んだ記紀関連の御本のなかで、随一の読みやすさだと思いました。 読みやすい、読ませる、読んだ人の頭にたたきこむ、というのは、「わかりやすい」や「やさしい」っていう「子供にものを教えてやるぞい」という先生や講師の姿勢だと難しくて(途中でやめたり眠くなっちゃう)、「語り方がうまい、話がめっちゃおもろい」と、題材が難しくても、絵と話の技術で読み手を興奮させなきゃなのだなあ、読み手の知識欲を刺激して「知りたい」と乞わせなきゃなのだ、そうでないとスッと入ってこないのだなあと染み入るようで、すごいものを読んだなあと。 冒頭あまりにもリアルに描かれた「四隅突出型墳丘墓」からはじまる古事記の本なんて他なかったですよ、ファンタジーじゃなくて歴史で現実と地続きなのだ さすがお近くお住まいだけあって、自分ごととしてご先祖のルーツをからめて、「古代出雲人が自分に描けと言ってるから」と描かれた本なんですが、ほかの誰がそんな理由で描かれてもオカルト・スピリチュアル寄りになっちゃいそうなのに、水木さんだものなあでするっと納得できちゃうし、「弟子です」と京極夏彦先生が出てくるし(屁の話をしていた) 古事記といっても、神話一辺倒ではなくて、出雲の歴史のエッセンスがちりばめられていて。 たとえばスサノオのヤマタノオロチ退治のエピソードは、「ヤマタノオロチ」は龍だけど、川の上流で暮らす「たたら製鉄の村」の神、村人と一心同体の「たたら製鉄集落そのもの」として描かれている。 出雲は製鉄がさかんで、「鉄器を制する者が時代を制する」みたいな弥生時代のこと。出雲だけが10月「神有月」になるのは、全国から神々(各地の有力者)が集まって縁結び…というより、稲作に絶対必要な鉄器を、独占販売する出雲まで買い付けにきていたからではないか、と。 オロチを倒したスサノオの剣(アメノハバキリ)は青銅器よねえ、それがオロチの尾から出てきた剣に触れて折れたのは、オロチの尾の剣(クサナギノツルギ)が青銅器に勝る強度の「鉄器」だから。 オロチ(たたら製鉄一族)を武力で征服して、その死骸から出た草薙剣(鉄器を作る技術)を手に入れ、その地の有力者の娘クシナダと結婚して(「有力者の娘と政略結婚」は子孫のオオクニヌシがアホみたいにたくさんしてるのと同じく)、天孫族(近畿の有力者一族)を放逐された裸一貫のスサノオが、いずれ新潟から九州北部まで支配地域を広げる大国・出雲国の王になる英雄譚なのだとなると、記紀が神話より歴史ものに寄ってきて、身近に感じられました。 とくにオオクニヌシのエピソードが重点的に語られてて、水木さんは地元人だからだとお見受けするけどオオクニヌシにめちゃくちゃ肩入れしてて、というかアマテラスはじめお伊勢さんの天孫族(ツングース~満州を経て渡来した人たちではないか?)より、出雲族のほうにわかりやすいくらい味方をしてる。 出雲国の祖・スサノオが柔和なイケメンに描かれて、オオクニヌシもほぼ主人公としてスポットライトを浴びせまくって描かれてて、逆に天孫族のアマテラスは、女体化したスネ夫みたいにいじわるそうに描かれてる。ずっと目玉かっぴらいてる。リアルアマロンに国でも滅ぼされたんか?という描き方(※出雲族は天孫族に滅ぼされました、という描き方をされてる) 国譲り神話はきれいに描かれてるけど、本当はそんなにきれいにことが進んだはずがない、オオクニヌシは畿内の天孫族と交戦・敗北・捕虜となる。国譲りのあとは「幽世を治める神となる」ということは、勝者に命を奪われたということじゃないか。 アマテラスら天孫族は、菅原道真や崇徳天皇、平将門みたいに、殺害したオオクニヌシが災いをもたらすことを恐れて、立派な社をたてたのじゃないか。出雲大社はオオクニヌシの御霊を鎮めるために造られたのではないか。 本当のところは現代人の我々にはわからないけど、歴史ミステリーを見ているみたいでわくわくします。 スサノオは出雲国の祖であり、逸話がたくさんこの地に残っている。日本ではじめての神社となった「須我神社」さんなど、スサノオ信仰のメッカのような出雲。 そこから遠い畿内の熊野大社でも、お祀りされてる主な神様がスッサーなの?なんで?となぞに思っていたら、もともと出雲大社の祖となったのは、オオクニヌシの怒りを鎮めるために出雲に派遣された、天孫族出身の熊野大社の人間で、出雲大社「も」管理してたところ、いつしか出雲のほうが大きくなって、こちらのほうに専念した、というかたちのよう。それからずっと同じお家が宮司をされているのか。 先日お見かけした海部(アマベ)さん(元伊勢さんの歴代宮司をされている、ご本のなかにもちょろっと出てくる)といい、途方もない年月、大きな信仰をひとつのお家がつないできているのはすごいなあ。 出雲大社の宮司さんはもともと熊野大社をお預かりする人だったということらしく、いまでもなんか妙なしきたりでつながってて、毎年出雲大社のえらい人が熊野大社にお餅を持参し、熊野大社側はそのお餅を「なんだこの形は!もうぜんぜんダメ」みたいにボロクソにけなし、出雲大社側はお餅をどんなに悪くいわれても口答えしてはダメ、平身低頭、というなぞ儀式があって…えーなにそれめっちゃ見たい、ボロクソってなに、なぜお餅をそんな…なぞ… 感想がまだいくつもいくつもわいてくるんですけど、とめどないのでこのへんで。よい読書時間でした。 オオクニヌシさん、出雲国を大きくしようとがんばって、いろんな女性と政略結婚とかもするんだけど(スッサーの娘のスセリちゃんとか) 女の子といちゃいちゃしたり、国譲り以前の日本の支配者(=天皇のようなもの)の顔してるときより、いちばんなんか楽しそうにしてる時間って、相棒のスクナヒコナと「うんこガマンしながら徒競走、その後たまらず脱糞」みたいなめちゃくちゃしょうもないし汚い小競りあいしてるときに見えて切ない畳む #雑記 2025.11.13(Thu) 04:07:31
近々。楽しみです。いっぱい聖地巡礼してきます。
おあしとお宿ちんの、不思議だなあ、なお話なのですが。
楽天のポイントつみたてが、思ったよりたまっていたのを崩したのと、二枚買ったハロウィン宝くじがどっちもほっこりと当たったので(3300円ー!)いい感じに満たされてしまいまして。
ありがたいので浮いたぶん、ちょっとぜいたくですが、観光タクシーを貸し切りさせていただくのに、あてさせていただこうかと。熊がこわいのでとにかく。
タクシーのお世話になるとはいえ、クシナダさんのご実家は今回は見送らせていただこかなと、五芒星描いてたし熊の出没アイコンが。でも行きたいなあ。あかんかなあ。
るるぶや旅ガイドを読みあさって、わくわく準備をしてます。
出雲だ出雲だ新婚スッサーの新居だとうれしくなって、水木しげる先生が描かれた古事記と出雲歴史をからめた漫画「水木しげるの古代出雲」を読みました。
以下感想、とりとめないですが、折りたたんでおきます。
めーっちゃ面白かったです!
今まで読んだ記紀関連の御本のなかで、随一の読みやすさだと思いました。
読みやすい、読ませる、読んだ人の頭にたたきこむ、というのは、「わかりやすい」や「やさしい」っていう「子供にものを教えてやるぞい」という先生や講師の姿勢だと難しくて(途中でやめたり眠くなっちゃう)、「語り方がうまい、話がめっちゃおもろい」と、題材が難しくても、絵と話の技術で読み手を興奮させなきゃなのだなあ、読み手の知識欲を刺激して「知りたい」と乞わせなきゃなのだ、そうでないとスッと入ってこないのだなあと染み入るようで、すごいものを読んだなあと。
冒頭あまりにもリアルに描かれた「四隅突出型墳丘墓」からはじまる古事記の本なんて他なかったですよ、ファンタジーじゃなくて歴史で現実と地続きなのだ
さすがお近くお住まいだけあって、自分ごととしてご先祖のルーツをからめて、「古代出雲人が自分に描けと言ってるから」と描かれた本なんですが、ほかの誰がそんな理由で描かれてもオカルト・スピリチュアル寄りになっちゃいそうなのに、水木さんだものなあでするっと納得できちゃうし、「弟子です」と京極夏彦先生が出てくるし(屁の話をしていた)
古事記といっても、神話一辺倒ではなくて、出雲の歴史のエッセンスがちりばめられていて。
たとえばスサノオのヤマタノオロチ退治のエピソードは、「ヤマタノオロチ」は龍だけど、川の上流で暮らす「たたら製鉄の村」の神、村人と一心同体の「たたら製鉄集落そのもの」として描かれている。
出雲は製鉄がさかんで、「鉄器を制する者が時代を制する」みたいな弥生時代のこと。出雲だけが10月「神有月」になるのは、全国から神々(各地の有力者)が集まって縁結び…というより、稲作に絶対必要な鉄器を、独占販売する出雲まで買い付けにきていたからではないか、と。
オロチを倒したスサノオの剣(アメノハバキリ)は青銅器よねえ、それがオロチの尾から出てきた剣に触れて折れたのは、オロチの尾の剣(クサナギノツルギ)が青銅器に勝る強度の「鉄器」だから。
オロチ(たたら製鉄一族)を武力で征服して、その死骸から出た草薙剣(鉄器を作る技術)を手に入れ、その地の有力者の娘クシナダと結婚して(「有力者の娘と政略結婚」は子孫のオオクニヌシがアホみたいにたくさんしてるのと同じく)、天孫族(近畿の有力者一族)を放逐された裸一貫のスサノオが、いずれ新潟から九州北部まで支配地域を広げる大国・出雲国の王になる英雄譚なのだとなると、記紀が神話より歴史ものに寄ってきて、身近に感じられました。
とくにオオクニヌシのエピソードが重点的に語られてて、水木さんは地元人だからだとお見受けするけどオオクニヌシにめちゃくちゃ肩入れしてて、というかアマテラスはじめお伊勢さんの天孫族(ツングース~満州を経て渡来した人たちではないか?)より、出雲族のほうにわかりやすいくらい味方をしてる。
出雲国の祖・スサノオが柔和なイケメンに描かれて、オオクニヌシもほぼ主人公としてスポットライトを浴びせまくって描かれてて、逆に天孫族のアマテラスは、女体化したスネ夫みたいにいじわるそうに描かれてる。ずっと目玉かっぴらいてる。リアルアマロンに国でも滅ぼされたんか?という描き方(※出雲族は天孫族に滅ぼされました、という描き方をされてる)
国譲り神話はきれいに描かれてるけど、本当はそんなにきれいにことが進んだはずがない、オオクニヌシは畿内の天孫族と交戦・敗北・捕虜となる。国譲りのあとは「幽世を治める神となる」ということは、勝者に命を奪われたということじゃないか。
アマテラスら天孫族は、菅原道真や崇徳天皇、平将門みたいに、殺害したオオクニヌシが災いをもたらすことを恐れて、立派な社をたてたのじゃないか。出雲大社はオオクニヌシの御霊を鎮めるために造られたのではないか。
本当のところは現代人の我々にはわからないけど、歴史ミステリーを見ているみたいでわくわくします。
スサノオは出雲国の祖であり、逸話がたくさんこの地に残っている。日本ではじめての神社となった「須我神社」さんなど、スサノオ信仰のメッカのような出雲。
そこから遠い畿内の熊野大社でも、お祀りされてる主な神様がスッサーなの?なんで?となぞに思っていたら、もともと出雲大社の祖となったのは、オオクニヌシの怒りを鎮めるために出雲に派遣された、天孫族出身の熊野大社の人間で、出雲大社「も」管理してたところ、いつしか出雲のほうが大きくなって、こちらのほうに専念した、というかたちのよう。それからずっと同じお家が宮司をされているのか。
先日お見かけした海部(アマベ)さん(元伊勢さんの歴代宮司をされている、ご本のなかにもちょろっと出てくる)といい、途方もない年月、大きな信仰をひとつのお家がつないできているのはすごいなあ。
出雲大社の宮司さんはもともと熊野大社をお預かりする人だったということらしく、いまでもなんか妙なしきたりでつながってて、毎年出雲大社のえらい人が熊野大社にお餅を持参し、熊野大社側はそのお餅を「なんだこの形は!もうぜんぜんダメ」みたいにボロクソにけなし、出雲大社側はお餅をどんなに悪くいわれても口答えしてはダメ、平身低頭、というなぞ儀式があって…えーなにそれめっちゃ見たい、ボロクソってなに、なぜお餅をそんな…なぞ…
感想がまだいくつもいくつもわいてくるんですけど、とめどないのでこのへんで。よい読書時間でした。
オオクニヌシさん、出雲国を大きくしようとがんばって、いろんな女性と政略結婚とかもするんだけど(スッサーの娘のスセリちゃんとか)
女の子といちゃいちゃしたり、国譲り以前の日本の支配者(=天皇のようなもの)の顔してるときより、いちばんなんか楽しそうにしてる時間って、相棒のスクナヒコナと「うんこガマンしながら徒競走、その後たまらず脱糞」みたいなめちゃくちゃしょうもないし汚い小競りあいしてるときに見えて切ない畳む
#雑記